恋愛話掲示板


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【フィクションのようで】今でもそばにいてくれてるよね【本当の話】 かたつむり 13/11/26(火) 9:29
【フィクションのようで】今でもそばにいてくれてる... かたつむり 13/11/26(火) 9:55
今でもそばにいてくれてるよね[3] かたつむり 13/11/26(火) 10:12
今でもそばにいてくれてるよね[4] かたつむり 13/11/26(火) 10:30
今でもそばにいてくれてるよね[5] かたつむり 13/11/26(火) 11:15
今でもそばにいてくれてるよね[6] かたつむり 13/11/26(火) 12:37
今でもそばにいてくれてるよね[7] かたつむり 13/11/26(火) 22:51
今でもそばにいてくれてるよね[8] かたつむり 13/11/27(水) 9:07
今でもそばにいてくれてるよね[9] かたつむり 13/11/27(水) 9:24
今でもそばにいてくれてるよね[10] かたつむり 13/11/27(水) 9:53
Re(1):今でもそばにいてくれてるよね[10] teru 13/11/27(水) 9:59
今でもそばにいてくれてるよね[11] かたつむり 13/11/27(水) 13:56
今でもそばにいてくれてるよね[12] かたつむり 13/11/27(水) 14:11
今でもそばにいてくれてるよね[13] かたつむり 13/11/27(水) 14:40
今でもそばにいてくれてるよね[14] かたつむり 13/11/27(水) 15:01
今でもそばにいてくれてるよね[15] かたつむり 13/11/27(水) 16:00
今でもそばにいてくれてるよね[16] かたつむり 13/11/28(木) 14:46
今でもそばにいてくれてるよね[17] かたつむり 13/11/28(木) 14:56
今でもそばにいてくれてるよね[18] かたつむり 13/11/28(木) 15:09
今でもそばにいてくれてるよね[19]. かたつむり 13/11/28(木) 16:15
今でもそばにいてくれてるよね[20] かたつむり 13/11/28(木) 22:39
今でもそばにいてくれてるよね[21] かたつむり 13/11/30(土) 20:01
今でもそばにいてくれてるよね[22] かたつむり 13/11/30(土) 20:16
今でもそばにいてくれてるよね[23] かたつむり 13/11/30(土) 20:36
今でもそばにいてくれてるよね[24] かたつむり 13/11/30(土) 21:02
Re(1):今でもそばにいてくれてるよね[24] teru 13/11/30(土) 21:26
Re(1):今でもそばにいてくれてるよね[24] んー 13/12/1(日) 3:03
Re(2):今でもそばにいてくれてるよね[24] lll 13/12/17(火) 7:50
Re(1):【フィクションのようで】今でもそばにいてく... りょう 14/2/13(木) 15:45

【フィクションのようで】今でもそばにいてく...
 かたつむり  - 13/11/26(火) 9:29 -
初めまして!
かたつむりと申します!
自分は高校一年生です!
なので稚拙な文章になってしまうと想いますが、
それが理解頂ける方のみ見ていただきたいです!

まだあの出来事から時間は経ってない。
今でも彼のことをふと思い出す。
そばにいてくれてるような感じがして。

初めてその人と出会ったのは、
ここクールボーイズの掲示板だった。
彼の募集内容は「弟のような人募集」
彼がラグビーをやっていたということが書いてあって、
自分もその時はラグビー部で
ラグビーについて色々なことを聞きたかったのでメールをしてみた。

「初めまして!
自分もラグビーをやっています!
もしよければ仲良くしてください!」

こんな感じで。
こういう掲示板では返事すら帰ってこないことがないわけではないので、
メールが返ってくるのか少しドキドキした。

それから一日経って彼から返事が返ってきたんだ。

引用なし

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【フィクションのようで】今でもそばにいてく...
 かたつむり  - 13/11/26(火) 9:55 -
「初めまして。
ヤス(仮名)と申します。
レイ君(自分、仮名)もラグビーをやっているのですね。
こちらこそよろしくお願いします。」

こういう返事が返ってきた。

返ってきたメールを読んで最初とてもビックリした。
すごくちゃんとした敬語だったからだ。

自分は高校一年生で15歳で、
ヤスは25歳だったので10個も年上なのに。
年下の自分にきちんとした文体と敬語で。

この時から、この人は
他にメールしてきた人の誰よりも違うと感じた。

それからはお互いのこと、
なぜラグビー部に入ったのか、
俺の成績や、ヤスの仕事のこと。
そんな普通のやりとりを交わしていたんだ。

メールを続けている内になんとなく彼氏の話になった。

そこで初めて知ったのは
ヤスの前の彼氏は東日本大震災での犠牲者で、
それから恋愛はしていないということだった。

自分はとても後悔した。
人の心の傷口に簡単に触れてしまうような軽率な行動をしてしまったことを。
辛そうな様子はメールからでも分かった。

でも、
その時は失礼な事をしてしまったって思っただけであって、
特別な感情はなかった。

それからまた時が経って
初めて電話してみることになった。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[3]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/26(火) 10:12 -
ヤスはLINE等をやってなくて
普通の電話だったから、
お金が掛かってしまうから迷惑になってしまうよ!

という話をしても
「大丈夫ですよ。」

これの一点張りだった。

ヤスがそういうなら…

俺は他に知り合った人と電話した時のような軽い気持ちで電話をしてみた。

いざ電話をしてみるとヤスは
メールと変わらないちゃんとした敬語で
「この人はやっぱりすごいな」
と、心の中で思った。

でも、電話してる途中にすごい違和感を感じた。
前々から
「敬語は外してください!
自分も緊張してしまうので…」
とは、メールでも言っていて
電話でも
敬語外してください!
とは言ったのだが

全く外してくれなかった。
そこにすごい違和感を感じて…
敬語だと一定の距離を感じてしまう自分がいて…
悲しかった。

そのまま敬語は外れないまま
初めての電話は終わってしまった。

もしかしたら嫌われるようなことしたのかな。
こんなことも思った。


でも、その人からのメールは途切れることはなくてメールが返ってくる度に安心したよ。

メールを続けてるうちにヤスの敬語はだんだん外れてきた。
とっても嬉しかった。

そんなある日、
突然の出来事があった。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[4]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/26(火) 10:30 -
ヤスが俺と長く電話するために
LINEを始めたと言ったのだった。

ヤスはそういうアプリを使うような人ではなかったらしく
周りの人は驚いていたよ。
って楽しそうに話してた。

それからまた他愛ない会話をして、
電話もチャットも重ねていった。
途中でプリクラや写メの交換もして、
「可愛いね。」
って言ってくれたのは本当に嬉しかった。
もう俺と話す時にヤスは敬語ではなくなった。


また少し経ったある日
電話してる途中にふと思って
「そういえば、なんで最初の電話の時あんなちゃんとした敬語だったの?」

と聞いてみた。


俺はてっきり、
最初だから緊張してたー
とか
あんまり人と話すの慣れてないー
とかこういうありきたりな返事が返ってくるのだと思っていた。

そんな俺の予想とは、
はるかに違う答えがヤスから返ってきた。

「レイにさ、この前
前の彼氏は東日本大震災で亡くしたって言ったじゃんか。
レイがさ、そいつにすごい似てるんだ。
顔の写メとか見せてもらったけど、
タレ目なところとかまんまでさ。
レン(ヤスの元彼、仮名)って名前でな。
体格も一緒、部活も一緒、名前も顔も似てるし、誕生日だって一緒なんだ。
そしたらな、そしたらな、どうしてもお前と話してるうちにレンが出てきちゃってな。
すごい緊張してしまって。
何より電話の最初の一言目の言い方とか声が似てて。
緊張してしまってて。
ごめんな。
こんな話をするつもりはなかったんだがな。」

と、ヤスは泣きながら話してくれた。

自分はそれを聞いて
そんな過去があることを知らなかった
自分がこれまでしてきたさりげないことも
ヤスをつらくさせてたということを思うと
涙がとまらなかった。

それから、まだヤスの話は続いた

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[5]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/26(火) 11:15 -
「レンと知り合ったのもレンが高1の時でな、
あっちが宮城でこっちが千葉だから、
遠距離みたいなものだったけど、
月に一回は会いに行ってた。
俺が出た大学がW大学だから、
レンもその大学に入ってこっちの方に来て、
大学生になったら一緒に暮らす約束もしてたんだ。
だからあいつの勉強を三年間みた。
そして、最初は全然できなかった勉強も教えてやって現役でW大学に合格したんだ。
その時は俺も本当に嬉しかったよ。
でもな、ちょうど2011年の3月11日。
それがレンの高校の卒業式だった。
卒業式が終わってひと段落ついてから
こっちに来る準備をして、
もう引っ越す予定だったんだよ。
でもな、あいつバカだからさ、
卒業式が終わっても部室で同じ部活のメンバーといつまでも話してたらしいんだよ。
その途中にあの地震が来た。
レン達はみんな高校の屋上に登ったんだって。
そこでやっと電話が繋がった。
『レン。大丈夫か?』
『大丈夫だって!みんなで屋上に来てるし。』
『そうか…ならいいんだけど』
そこで電話ごしでもわかる水の音と悲鳴。
『おい!本当に大丈夫なのか!?』
『うん。大丈夫。バイバイ。』
『え?おい!!』
そこですごい水の音が聞こえて電話は切れた。
そのあと交通期間の麻痺とか色々あって東北にやっとのこと駆けつけれたの一週間後だった。
きっとレンは大丈夫だって。
ずっとそう自分にいい聞かせてた。
レンの家の近くまで行って○○レン(本名)という人物がどこにいるか知らないか回っていたんだ。
そしたらやっと知ってる人に会えて、
いる場所を知ってるというので、
ついて行ったんだ。
そこでついて行った先にあったのは
『遺体安置所』だった。
俺はそこで冷たくなったレンにあった。
ぎゅーっと抱きしめたり、手を強く握ったりしたんだ。
でも、冷たいんだよ。
前みたいに握り返してくれないんだ。
抱きしめ返してくれないんだ。
俺は何時間も何時間もレンのことを抱きしめて泣いたよ。」

こう、ヤスがレン君に語りかけるように
俺に話してくれた内容は
俺の心をすごく締め付けて
悲しいという気持ちですら表せないような気持ちになって、
涙が自然に流れて。
全然とまらなかった。

そこでヤスの話は終わりかと思ったら
まだ続きがあったんだ。


===================================
ここまで見てくださってありがとうございます!
本当に作者は高1なので、
変な日本語になってるところもあるとおもうのですが…
ぜひ見た人はご意見ご感想お願いします!
ここに直接返信するか、
メアドを記載してあるのでメールでも大丈夫です!
あと、もしよければ他の人にも教えていただけると幸いです!
これからも続きは書いてくつもりなので
よろしくお願いします!




引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[6]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/26(火) 12:37 -
ヤスの話はまだ続いて

「本当はな、レンの卒業式に行く予定だったんだ。
せっかくの晴れ舞台だしね。
でも、急に関西の方の仕事が入ってしまって…
どうしても行けなかった。
レンがカナヅチなのは知ってたんだ。
一緒に海水浴とかも行ったしな。
でも、俺は泳げるからきっと、
きっと行けばレンのことを助けてやることができたんだ。
だから、レンを亡くしたのは俺のせい。
だから、お墓に行く度に謝るんだ。
俺がついてあげなくてごめんなって。
そこから全く恋愛には興味が無くなったんだよ」

もう言い切った後には二人とも泣き続けてい。
そうヤスが言って。
俺はずっと泣き続けて喋ることもできなかったけれど。

俺の口からある言葉が出た

「ヤスのせいなんかじゃないよ」

俺はなにも考えもせず、
この言葉が口から出てしまった。

ヤスはこの言葉に驚いてるようだった。


でもこの言葉が間違ってるとは到底おもえなかった。


それから俺は自分のその言葉に確信を持ちながら話を続けた。

「ヤスはなんでレン君を亡くしたのが自分のせいだと思ってるの?
確かにレン君はいなくなってしまったよ。
でもさ、レン君とヤスは三年間も一緒にいれて幸せだったでしょ?
毎日楽しかったんじゃないの?
俺がレン君だったらヤスのことを恨むなんて絶対あり得ない。
きっとヤスと一緒だった三年間は
素敵な日々だったと思うから。
だから、謝るなんて良くないよ。
レン君だって絶対そんなこと望んでない。
当事者でもない俺がこんなこと言うなんて間違ってるとは思うけど。
でも絶対ヤスが間違ってないことは俺が保証するから!!」

俺は半分投げつけるようにヤスにそういった。
俺が言い終わる頃にはお互い泣き止んでたいた。
でも、ヤスはまた泣き始めてしまった。

俺はさらに続けて
「自分の罪としてレン君の記憶を残すのって辛いでしょ?
思い返して楽しかった記憶ばかりでしょ?
なら、謝るなんて馬鹿なことやめて。」

そう言った。
そのあとのヤスの反応はこうだった。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[7]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/26(火) 22:51 -
ヤスは
「本当にありがとなレイ。
俺はレンといれて幸せだった。
でもな、まだ冷たくて握り返してくれないあの手の感触。
今も覚えているんだ。
もうお墓に謝るのはやめるよ。
自分の気持ち明日レンに伝えてくる。」


ヤスはその翌日東北へ向かった。
レン君に俺のことと、
もう謝るのをやめたのを話すために。

ヤスが東北へ行ってた間もLINEで話していた。

そこからあることを聞いた。

レンが生前書いてあった手紙をレンの親友からもらった。
そう、ヤスは言ってた。

レン君の親友はいつまでも謝り続けてたヤスには渡すべきではないと思っていて、
謝るのをやめたら渡そうと考えていたらしい。


その手紙はヤスがレン君の卒業記念で買ってあげたスーツに対するお礼の手紙だったらしい。

その手紙に書いてあった
レン君の気持ちは…

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[8]
 かたつむり  - 13/11/27(水) 9:07 -
ヤスはその手紙を帰りの新幹線で読んだらしい。
その時も涙が止まらなかったって。

夜になって少し落ち着いたから
ヤスと電話して、そのレン君からの手紙を音読してもらった。

かなり長いので一語一句全て書くことはできないけど、
そこには
クリスマスは一緒に過ごせて楽しかった。
好きなアーティストのライブもいったね。
連れてってもらったスノーボードもいい経験になったよ。

とか、色んな楽しそうな話が書いてあった。
ヤスも音読しながら静かに涙をこぼしていたのは
電話ごしでもわかった。

そしてその手紙の最後に書いてあった内容が。


『俺は、ヤスと会えて幸せだよ。
これからも一緒にいようね!
愛してる。
レンより』
その時
俺はレン君を亡くした話を聞いた時の
悲しいって思った時の涙とは

違う涙が出てきていた。

それを読み終わってヤスは
「レイの言うとおりだったよ。
あいつは幸せだって。
ここにちゃんと書いてある。
あいつは幸せだったんだな。
俺も………
幸せだったよ……」


またその時も二人で大泣きしたことを覚えているんだ。


その後のヤスは俺が避けてた話題を
突きつけた。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[9]
 かたつむり  - 13/11/27(水) 9:24 -
ヤスがその後言ったことは意外なことだった。

「俺はレイが好きだ。」

俺はそう言われた最初俺はどんな反応をすればいいのかわからなかった。

「え!?え、えっと…」

そうおれがしどろもどろしてる内にヤスは続けた

「俺がこれまでレイと話してたのは
レンの面影が残っていたからなんだ
レンになにもかも似てるレイが
レンに似ている気がして。
でもな、今は違う。
レンの話をちゃんと聞いてくれたレイに。
自分の本当の気持ちに気づいたんだ。
俺はお前のことが好きだ。
すごく愛おしいんだ。
すぐに付き合ってとは言わない。
いつまでも待つから。
俺が一生守ってやる。」

俺はそんなちゃんと告白されたのは
初めてで、
高校一年生で経験もそんななかった俺は
頭がぐるぐるして、
なぜかすごい恥ずかしかった。

そこで俺はとっさに

「ちょ、ちょっと待って!!
俺今好きな人がいるんだ!
だから今すぐその気持ちには答えられないけど!
待っててくれるかな…?
俺もヤスのこと好きだよ!」

好きな人がいるというのは嘘だった

と、言えば嘘になる。
気になる人がいたのは事実だ。

とりあえず俺は今すぐその場の雰囲気で自分の気持ちを決めるのは良くないと感じたんだ。

そのあとのヤスの反応は。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[10]
 かたつむり  - 13/11/27(水) 9:53 -
「分かった。
待つから。
いつかちゃんと答えは出してくれよ。」


そう、言われた。
いつか、自分でけじめをつけないといけないことはわかっていた。

実は、この時でも
俺とヤスは一回も会ってない。
まだ出会ってから一ヶ月たってなく、
まだ今年の夏休みの途中だった。

ヤスはすごい会いたがっていた。

「一つだけ会ったらお願いがあるんだ。
レンはいくら握っても握り返してくれなかった。
だから、俺と会えた時は手をしっかり握ってほしい。」

俺もすごい会いたかった。

「うん。絶対握りしめるからね!」

この約束が後で俺の心を抉ることになるとはこの時は到底思ってなかった。


でも、会えなかった。
ヤスは車を持っていた。
俺も夜中はいつでも会えた。
でも、会えなかった。
それはヤスが怪我をしていたからだった。

その怪我は体の骨を何本か折っていて、
右目はほとんど見えない位だった。
その怪我の原因は
居酒屋で起こった喧嘩の仲裁に入って
喧嘩してた二人にかなり
椅子とかでなぐられたからだった。

この他にも俺が最近まで知らなかった事実があるのだが、
それは後で話そう。

そして、右腕の手術がもうすぐあるらしいこと
を聞いた。

右腕の手術が近づいてきたある日
俺はまた新しい人に出会った。


===========================

こんにちは!
かたつむりです!
ここまで見て下さってありがとうございます!
続きはどんどん書いていこうと思ってます!
ここまで見て下さった方は
ぜひ最後まで見てくださると嬉しいです!
語彙力もなく拙い文章ですが、
暖かく見守ってくださると嬉しいです!
よろしくお願いします!

引用なし

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Re(1):今でもそばにいてくれてるよね[10]
 teru  - 13/11/27(水) 9:59 -
▼かたつむりさん:
とても良かったですよ。
稚拙なんて、そんなぁ・・・。
着飾った言葉よりも、ストレートに心に届くと思います。
頑張って続きを書いて下さいね。
楽しみにしています。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[11]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/27(水) 13:56 -
もうすぐ夏休みが終わりそうな
夏休みの下旬


ヤスは

「あ、そういえば俺が手術してる間
俺の親友のヨシ(ヤスの親友、仮名)に携帯預けておくから。」


「ヨシ?」

ヤス
「あ、言ってなかったか。
俺と中学と大学が一緒だったやつだよ。
そいつから多分俺の携帯からメール来ると思うからな。」


その後ヤスはこう言った
「あ、そういえば夏休み終わればレイと会えるかもしれない!」

俺はそれが嬉しくて
「どこで?いつ?」
と聞いた。

そうすると
「レイってS高校でしょ?
俺は違うんだけどヨシがS高校出身でさ、
毎年文化祭に付き合わされるんだよ。
手術終わって怪我が完治したら
文化祭行くからさ!」


俺はそれを聞いた瞬間舞いあがった!
「ほんとに!?やった!!」

ヤスはさらに続けて
「しかもさ!レイの住んでる所に引っ越すよ!
(色々周りにある建物を説明して)
ここなんだけど同じ市だしレイわかるでしょ?」


「え?うそ!!
それ俺の家の目の前のマンションだよ!!
窓からそのマンション見えるもん!
ヤスがあそこに引っ越してくるのか!」

ヤス
「本当か!?
すぐそこに決めて正解だったな!
実は何個かマンション悩んでたんだ!
引っ越すのは来月になりそうだよ!
じゃ右腕の手術頑張れるな!」

俺はすごいすごい嬉しかった。

うちの高校は文化祭が夏休み終わってからすぐあるので、
夏休みが終わるのが待ち遠しかった。


もう夏休みが本当に終わりそうで
俺が宿題に追われてたある日

ヤスの右腕の手術の日がやってきた


=================================


こんにちは!
かたつむりです!
ご意見の中で
「人の不幸を勝手に晒すな」
などいただいてますが、
本人から許可はいただいてます。
確かに本人じゃない自分がこういう所に書き込むのは間違っています。
すいません。
ですが、
ヤスとの関係を語るにはこの話は書かなければならなかったので書かせていただきました
今の自分とヤスとの関係はこの後の話が進めば分かります。
やっとお話の半分くらいですかね?
まだ続きますが
ぜひ暖かい目で見守ってくださると嬉しいです!

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[12]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/27(水) 14:11 -
そして来た手術の日

ヤスは
「大丈夫だから!
ちゃんと直してくるから!」

ヤスはよく「大丈夫」という人だった。
ほとんど俺もヤスの弱いところは見たことない。
怪我した原因も喧嘩の仲裁だし
しかも殴られててもヤスは一回も手を出さなかったらしいから
すごい正義感があって
本当にかっこよかった。

でも、俺はそういう人だからこそ
人一倍ヤスのことを心配していた。

そういう人は一人でなにもかも背負うからだ。

直前までLINEしていて、
ヤスは
「行ってくるね」
それで手術へ向かった。


先に結論を書く。

手術は成功した。
ちゃんと安静にしてれば
文化祭には来れる程度には
治ったらしい。

でも、文化祭では会えなかった。
それはなぜか。

俺はそれを聞いて呆然とした。

ヤス
「実はさぁ…
手術は無事成功したんだよ。
でも、手術が無事成功したからって
ヨシと俺の後輩が駆けつけてくれたんだけどさ。
あいつら本当に本当にバカだからさ。
急に病室で俺を胴上げしやがって。
しかも俺のこと落としやがってさ。
その拍子に手をぶつけて安静にする期間伸びちゃってさ……
いてて…まだ痛むし…
文化祭行けなくなっちった。
ごめんなレイ」


俺はすごい悲しかった…
でも、まだ文化祭終われば引っ越してくるのは分かっていたので
まだ待つことにした。

そんな時
ヤスの携帯からヤスからではなく、
ヨシさんからLINEが来た。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[13]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/27(水) 14:40 -
最初にヨシさんから来たメールは
手術完了の一斉送信メールということもあり
ヤスと同じすごく丁寧な敬語だった。


でも、ヨシさんから来た最初のLINEは

「おっす!この前はごめんな。
ヤスのこと行けなくさせちまって。」

だった。
ヤスから軽い人とは聞いてたが
ここまで軽い人は久しぶりだった。

いや、でも俺が10も年下だし。
普通の人は10個も年下だったら
こういうノリかと、思って話をした。

俺も最初は普通に敬語で話していたが、
ヨシさんが外していいと言ってくれたので
敬語は外したのとヨシと呼ぶことになった。

あ、書き忘れてたけど、
ヨシは普通にノンケさんである。
結婚もしてるしね。
相当な女好きだけど。

違う人からヤスの話を聴けるってのは
新鮮で話してて楽しかった!
「ヤスはプッ○ンプリンが大好物で、
それをあげるといくら怒ってても機嫌が直る」
とヨシから聞いて
そんな可愛いところもあるんだなと思った。


それからヤスが仕事が忙しい時は
ヨシと話したり、
二人とも段々仲良くなって行った。
ひと段落ついたら三人で海に行く約束とかもした。

ヤスが来ないまま文化祭が終わって、
その次の週に
俺はずっと考えていたことを打ち明けた。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[14]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/27(水) 15:01 -
俺がヤスに打ち明けたこととは。

「ヤス。俺ラグビー部をやめたい。」

そしたらヤスは
とても驚いた様子で
「えっ?なんでよ?
頑張ってたじゃん!」

俺がその質問に応えられずに
少し黙ってしまうと。

ヤス
「分かった。
言いたくないなら言ってくれるときまで待つよ。
だけど、辞めることも立派な勇気だと思うよ。」

俺はヤスにそう言われて
自分の気持ちに踏ん切りがついた。

辞めることは逃げることだと分かっていたけど、
自分の力じゃ多分辞めることもできなかった。

ヤスが俺の背中を後押ししてくれたからだとおもう。

ヨシにも同じことを話した。

ヨシにはなんとなく部活をやめたがっていることが気づかれてしまっていたらしい。

それから俺は少しの間辞めてからの罪悪感などがすごくて
体調をよく崩すようになった。

そこで一番俺のことを心配してくれたのはヨシだった。

話を聞いてくれたり、
いろんなアドバイスをしてくれた。

段々と俺からしたらヨシはお兄さんみたいな存在になっていった。

それから二週間後に
俺の心を完全に砕く出来事が起こってしまう。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[15]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/27(水) 16:00 -
9月のある日曜日。

その日は日曜日なのに、
ヤスはすごい仕事が忙しくて、
俺はヨシとまた話していた。

ヨシはその日は日曜日で休みみたいだった。


「で、今日はヨシはお仕事ないんでしょ?」

ヨシ
「ん?ああ、だから今日はヤスの引越しのためにおつかいだよー。」

俺もその日は暇だった。
そこで、
俺は勇気を振り絞ってあることを言った

「ねえ、俺もその買い物連れてってくれない?」

ヨシ
「は?まあいいけどヤスには内緒だぞ。
ヤスより先に俺が会ったなんて知られたら
ヤスにボコボコにされちまうからな。」


それで、
ヨシに車で俺の家の近くまで来てもらって、
少し遠くのショッピングモールまで一緒に行く事になった。

良さそうな棚を一緒に選んだり、
俺が行きたいからってゲーセンに連れてってもらったり。
本当にお兄さんみたいな感じだった。

車の中でもヤスの話で盛り上がったり。
とても楽しかった。

ヨシはヤスの怪我の看病のために一週間ヤスの家にいて、
その日が最終日だった。

そして、俺の家の近くまで送ってもらって、
俺は自分の家に、
ヨシはヤスの家に帰った。

その後に分かったのだが
ヤスはヨシが俺と出かけていたことが
ばれていたらしい。
ヨシにはいつも厳しいヤスがその日は怒らなかった。

どんな子だったかだけを聞いたらしい。


ヨシはヤスの家に着いて、
それから少し経って
ヤスの家を飛び出したらしい。

それはどうしてだったのか。

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今でもそばにいてくれてるよね[16]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/28(木) 14:46 -
あの時それを言わなければ。
今でも何も変わらなかったかもしれない。

最低で劣悪な俺は取り返しのつかないことをしてしまった。

俺と遊んだことヨシには
俺が楽しんでいなかったと思われてたらしい。

それの理由は自分でも分かっていた。

初めて会ってきづいたのだが、
ヨシはある人に似ていた。
声は全然似てなかったのだが、

姿が「俺のトラウマだった人」
にとても似ていたのだ。

この話はヤスとの話だから詳しくは話さないが、
そのトラウマになった人はなにも悪くなかった。
俺がただ一方的に嫌っただけだった。


それを俺は言わなければよかったものを
ただ楽しんでなかったと、
勘違いされたくなかったから
ヤスには言ってしまった。

実際一日過ごして、電話通りのヨシだったし。
すごい楽しかった。

でも、俺は無意識のうちに意識してしまっていたのかもしれない。

それをヤスからヨシに言ってもらったら、

ここからが驚きだったのが、

ヨシの叔父さんがそのトラウマになった人だった。
俺はヨシをとても傷つけてしまった。

その時、ヨシの奥さんから子供が病気になったから一旦家に帰って来て欲しいという電話がかかってきたこともあって。

ヨシは飛び出すようにヤスの家を出て行ってしまった。

ヤスから聞いたヨシからの伝言は


「レイにとってはあまり良くない人だったかもしれないけど、俺にとっては大好きな叔父さんだったんだ。」

俺はそれを聞いた瞬間に自分がしてしまったことの重大さに気づいた。

今すぐ謝りたかった。

でも、それは……

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[17]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/28(木) 14:56 -
俺はヨシに謝りたかった。

ヤスにとっても
ヨシが飛び出してしまったのは予想外だったらしく、

「俺は止められなかった…」

と、二人で落ち込んでいた。

それから少し経ってヤスと電話していたのだが、

電話ごしになにか騒いでるのが聞こえた。

ヤスが
「なんだろう?ちょっと見てくるね。」

と言って、少し席を外した後帰ってきたヤスの一言はこれだった。

「レイ。ごめん。一旦電話切る。
ヨシが交通事故にあったって…」

俺はヤスが何を言ってるのかわからなかった。

「とりあえず病院から電話きて、
今応急処置してる途中らしいから。
病院へ行ってくる。」


俺はそこでヤスが電話を切るまで何一つ言葉を発することができなかった。

え?
なんで?
俺があんなこと行って飛び出させてしまったから?

俺はその場でへたれこんでしまい。
しばらく動くことも
なにも考えることすらできなかった。

それから少し経って。

LINEの通知が一件来たのを俺は確認した。

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今でもそばにいてくれてるよね[18]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/28(木) 15:09 -
LINEはもちろんヤスからであった。

「ヨシが。」


「俺の唯一の親友が。」


「いなくなっちゃった。」


俺がその時はなにも考えられなかった。
俺のせい?
俺があんなことを言ったから?
俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のセイ俺のセイオレのせいオレノせいオレノセイオレノセイオレノセイオレノセイオレノセイオレノセイオレノセイオレノセイオレノ

そこからその日の記憶は
ない。

泣いた。
それだけを覚えていた。

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今でもそばにいてくれてるよね[19].
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/28(木) 16:15 -
その日は気づいたら朝になっていた。

多分泣き明かしたんだろう。

俺とヤスはお互いが自分のせいだと思っていた。
だから、俺もヤスにLINEで話しかけづらかったし、ヤスも俺に話しかけづらかったから、
お互い少しの期間全く話せなかった。


でも、俺はある日勇気を出して
話しかけた

「ヤス?」

最初は返信が返ってこなくてもおかしくないかなと思っていたけど、
案外すぐに返ってきた。

ヤス
「大丈夫だよ。」

また「大丈夫」だ。
それでもヤスは続けて話す

「あ、そういえば引越し
もうすぐできる予定だったのが、
かなり伸びることになりそう。
ヨシの野郎が仕事をちゃんとしてなくてな。
あいつと俺は同じ職場なんだけど、
あいつ、やっといてって言った書類に一つも手出してなくて。
職場中が混乱しちゃって、
一週間位先延ばしになっちゃいそうなんだ。
でも、絶対迎えに行くからな
会える日までちゃんと待ってろよ。」

俺は別に会える日が伸びたのはなんとも思わなかった。

別に時間が経てば会えるのだから。
でも、ヨシにはもう謝ることができない。

俺もとりあえずそんなことは見せないように

「そ、そうなんだ!
俺はいつまでも待つからね!」

そう返した。


それからはまた普通に話すようになった。

当初の引越し予定日も過ぎてから
少し経ったある日

突然
本当に突然
それを聞いたんだ。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[20]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/28(木) 22:39 -
突然のヤスからの一言

「俺、実は生まれつき心臓の病気を持っているんだ。」


俺は最初にもちろん自分の耳を疑った。

少し経って理解した後


「………それは本当なの?」

ヤス
「こんな冗談言いたくても言えないさ。
俺は生まれつきで心臓が弱いみたいなんだ。
それに俺が気づいたのは中学生なんだけど、
親は生まれつきだって言ってた。
ただ、今すぐになにかあるってわけじゃないからそんな心配しなくても大丈夫だよ!」


今回の「大丈夫」は
なにかとてつもなく嫌な予感がした。

何故か涙が出てきて。


「ヤス!!絶対無茶だけはしないでよ!
ヨシがいなくなっちゃったばかりなのに…
俺はヤスまでいなくなられたら…」

泣きながらお願いする俺に
ヤスはこう答えてくれた。

「だから、大丈夫だって!
それに、ヨシと同じ月に死んでたまるかってんだ!」

そう言ってたヤスはいつもよりかっこ良くて。
俺もとても好きになっていた。

ヤス
「それより、
今週の仕事片付けたらついにそっちに引っ越せるからな!
初めて会うから少し緊張しちゃうかもしれないけど、
手を強く握りしめてくれよな!」

「うんっ!絶対だよ!」

この時はとても来週が楽しみだった。

そう、

あんなことが起きるまでは。


==================================


こんばんは!
かたつむりです!
まずは謝罪をさせてください。
出会い掲示板の方に宣伝を書いてしまいすいませんでした。
多くの人の気分を害してしまったと思います。
本当にすみませんでした。
この話はつい二ヶ月前の出来事です。

見返してみると自分が書いた文が酷くて
少し見づらいかと思います。
説明不足の点はご想像にまかせます!

何件か暖かいメッセージももらいました!
ありがとうございます!

@boo_gay_pocha
↑は俺のTwitterアカウントです!
まだフォロワーさんも少ないので
ぜひフォローお願いします!
呟いてることは他愛もない普通のことですが笑

フォローしていただいたら
フォロバさせていただきますので!

まだもう少し続きはあるので
また書こうと思います!

よろしくお願いします!

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今でもそばにいてくれてるよね[21]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/30(土) 20:01 -
その出来事は
俺のワクワクしてる気持ちを真逆に塗り替えた。


「えっ!!
ヤスが仕事中に倒れた…?」

俺はヨシを亡くしてから、
ヤスを看病していたヤスの後輩さんとも少し知り合っていた。


それまでその後輩さんとは
メールしかしてなかったのだが、
そのことを聞いて
初めて電話した。


「ヤスが仕事中に倒れたって本当なんですか!?」

後輩さん
「うん。ヤスさんはね。
引越しを少しでも早くするために相当な無茶をしていたみたい。
家でも夜仕事してたり、日曜日でも仕事してたでしょ?
それにほとんど同じ職場の俺らは気がつかなかったんだ…
今、意識不明のまま病院に搬送された。
とりあえず俺は職場に戻らなきゃいけないからまた追って連絡するね。」


『引越しを早めるために相当な無茶をしていた』

その言葉が俺の中で響いていた。
また俺のせい?
俺のせいでまた一人の人を亡くすのか?
俺はヨシを亡くしても
何も変わってなかったじゃないか。
自分が情けなかった。


その後後輩さんからメールがきた。
「ヤスさんはとりあえず無事に目を覚ましました。
ですが、まだ絶対安静とのことなので、携帯電話の使用は禁止されています。
そして、明後日心臓の手術をするそうです。
連絡がとれず、寂しくなると思いますが
ヤスさんの身体のためなので少し辛抱しててください。」


俺はとりあえずホッとした。
よかった。
時間が経てば連絡はとれるのだから。
寂しくてもたった二日。
そしたら、
絶対ヤスに謝らなきゃいけない。


そうして、
短いようで長いようで。
空白の二日間は過ぎてった。

俺は応援も何もできなかったけど。

後輩さんの連絡を受け、
手術が始まったことを俺は知った。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[22]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/30(土) 20:16 -
後輩さんからのが来たのは授業中だった。

「ヤスさんの手術が始まりました。
しかし、手術はとても難度が高く無事に終わっても気が抜けない状況だそうです。
無事に終わればまたヤスさんと連絡が取れると思うので、
ぜひ応援お願いします。」


俺はその一日は何にも集中することができなかった。

ずっと祈りながら俺は待っていた。
そして、夜になって。
また、
後輩さんからメールが届いた。


「ヤスさんの手術の件ですが、
無事に成功しました!
実はこの手術成功率は15%と主治医の方から言われていました。
私たち職場の人間一同は大喜びです!
明日からヤスさんとまた連絡取れるので、
たくさん話してくださいね!」

俺はそれを読んで
嬉し泣きしてしまった。
本当に、
本当によかった。


早く連絡を取りたかった。
でも、まだ麻酔で眠っているそうなので、
とりあえず俺も寝ることにした。

寝ようと思った矢先
また携帯にメールの着信が一通届いた

後輩さん
「ヤスさんのお見舞いにサプライズで来ませんか?
まだお二人は会ったことないんですよね?
きっとヤスさん大喜びすると思いますよ!
日程は来週の金曜日でいいですか?
自分がそちらの方まで車で迎えに行きます!
病室では二人きりになれるので安心してくださいね!(笑)」

もちろん俺は

「はい!
全然大丈夫です!
よろしくお願いします!」

と、返した。


また前のワクワクした気持ちに俺は戻ってきた。

来週の金曜日が来るまで
俺は待ちきれなかった!

そして、翌日
またヤスと連絡がとれたんだ。

引用なし

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今でもそばにいてくれてるよね[23]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/30(土) 20:36 -
その日は土曜日だったこともあり、
ヤスが目覚めてお昼頃から電話をすることができた。



「もしもし。あ、ヤス…?」

ヤス
「なに、レイ?」


「本当に本当にヤスなんだよねっ!?」

ヤス
「なに当たり前のこと言ってるんだよ!」


俺はまた嬉しくて涙が出てきてしまった。
ヤスが今そこにいる。
それだけが嬉しかった。
それでそのまま俺はヤスに謝ろうとした。


「えっとね、
ヤスに言わなきゃいけないことがあって…」


ヤス
「なに?謝ろうとしてるなら聞かないぞ。」


俺は一気に核心をつかれ黙ってしまった。

ヤス
「俺がお前に早く会いたくて
一人で無茶しちゃって招いた結果なんだ。
だから、謝らなくていいんだよ。
大丈夫だからさ。」

そうか。
俺はヨシにもこう言って欲しかったんだ。
俺がちゃんと謝って
許してほしかったんだ。
また涙が出てきて。
出てきて。

ヤスに慰められてる間もずっと涙が止まることはなかった。

俺が泣き止んだころにヤスにこう言われた

「あ、お前らサプライズ企んでるだろ?」

え?
俺はびっくりしすぎて嘘をつくこともできなかった。

ヤス
「やっぱりねー。
あいつ(後輩さん)すぐ顔に出るからさー。
なんかワクワクしてるの分かっちゃうんだよねー。」

こんなところでも
やっぱりヤスは一枚上手だった。

こんな
正義感が強くて
優しくて
時に厳しくて
カッコイイヤスは
いつしか俺の中でもとても大事な人になってちた。

だから、
俺は金曜日に会えたら
俺から告白しようと考えていた。

だから、
俺はその時まで気持ちはとっておこうとおもった。

その金曜日まで
段々日にちが近づいていって

すごい楽しみだった。

そして、
水曜日の夜。

電話の切り際に
「じゃ、明後日後輩さんに連れてってもらって
ヤスの手を握りしめに行くからね!
楽しみに待っててね!
ヤス!大好きだよ!」

ヤス
「ああ、楽しみに待ってる。
俺が一生守ってやるからな。
じゃあまた明日な。」

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今でもそばにいてくれてるよね[24]
 かたつむり E-MAIL  - 13/11/30(土) 21:02 -
木曜日の朝。

今日一日学校頑張れば明日
ついにヤスと会えるんだし、
頑張ろっと!

俺はそう自分に言い聞かせて
学校へ行く準備を始めた。

そこで俺はふと携帯を見ると
メールの着信が一通来ていた。

俺はまたソフトバンクからのPRメールとか迷惑メールかなと、
思って何気無くメールを開いた。

そしたらそこに書いてあったのは。
俺はそれを見た瞬間。
なにもできなくなって。
力が抜けて。
まだこれが夢だと信じたかった。

「ヤスさんが本日、午前7時17分心臓動脈破裂による心筋梗塞の為、亡くなりました。

午前4時過ぎた頃に緊急ブザーが鳴り、ナースさんが駆け付けて、看護師や医師が対応していたそうです。
その間、辛うじて意識があり、私達が何度も先輩に声を掛けて反応してた様ですが、段々と意識が遠くなり…

最期の言葉は「ずっと側にいるから…」でした。きっとレイ君に対しての言葉だと思います。

午前7時17分、御家族の方々や同部所の仲間達に看取られながら、息を引き取りました。

手術後の経過は、良くなったり悪くなったりを繰り返していました。毎日、激痛に耐えながら皆の前では元気な姿を無理して見せていました。

ヤスさんは、明日、レイ君が見舞いに来るのを本当に楽しみにしていました。
しかし、それを叶えさせてあげられず、非常に残念であり、無念です。

また葬儀等は御家族から身内だけと話されています。
様々な事で御家族も僕達も慌ただしく動かねばなりません。

このスマホは暫く私が持っていますが、本日中に御家族へ返却します。

ヤスさんに代わり、きっと今まで、レイ君は先輩から沢山の物事を教えて貰ったことだと思います。
悲しみや辛さはレイ君だけじゃない。先輩の家族、友人、僕達みんな悲しみや辛さがあります。
直ぐには無理でも今までの事を次に生かして欲しい。
それがヤスさんに対して、君がこれからの道を進む事が何よりも供養になります。
どうか…気を落とさないで下さい。
僕達も気を落とさないで前に進みます。
それでは。」

俺は。
俺は。
ヤスになにも。
してあげられなかった。
このことが突然すぎて。


昨日普通に電話してたじゃないか。

一生守ってやるって。
手を握りしめてって。
あんなに明後日のことを楽しみにしてたじゃないか。
ねえ。
ヤス?
なんで、俺をおいて行っちゃったの?

おれ、なんもヤスに言えてないよ?
俺もヤスのこと一生支えるって言えてないよ?
本当の気持ち隠してたんだよ?
手も握りしめてないよ?
なんで?
なんで?

俺はヤスのLINEに
ひたすらこういうことを書き続けた。
何一つヤスがいなくなったなんて実感がなくて。
こうやって送り続ければ
いつかまたいつものように
「既読」
がついてくれるんじゃないかって。

俺はなにも考えらんなくなって。


「うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

泣いた。
鳴いた。
ひたすらに号泣した。
その日は学校なんかどうだってよくて、
一日中部屋で泣き続けた。

俺が
人と関わると
傷つけてばかりなのかな…


俺は自分を。


殺したかった。


===================================

どうも!
かたつむりです!
どうにかここまでかけました!
ですが、
まだ一つだけお話が残ってます。
そこまで是非見ていってください!
メールや、
@boo_gay_pocha
&#11014;&#65038;のツイッターなどに
御意見御感想お聞かせ下さい!
では。
次がさいごです。

引用なし

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Re(1):今でもそばにいてくれてるよね[24]
 teru  - 13/11/30(土) 21:26 -
▼かたつむりさん:
「今でもそばにいてくれてるよね」という題名から
エンディングの場面が想像出来ていましたが、
予想以上の展開で、言葉もありません。
自分も昨年の5月7日に大切な人を亡くしたので
心情は、良く解ります。
自分に何が出来るか?そう考えた時、
生きた証を残してあげたくて、闘病記を書く事にしました。
でも、なかなか書き進める事が出来ません。
思い出して、涙で目の前が曇るから。
かたつむりサンも、この文を書く事で
気持ちの整理が出来、前を向いて生きて行くきっかけになれば良いな。
そう思っています。
元気を出して下さいね。
きっと、見守っていてくれていますよ。
そう、信じましょ。

引用なし

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<Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 10.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/6.0; YJTH3)@fch176050.fch.ne.jp>
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Re(1):今でもそばにいてくれてるよね[24]
 んー  - 13/12/1(日) 3:03 -
なんて言うか、当事者に許可取ってるって言ってたけど、死んでるじゃん。許可取りようなくね。
創作かどうかは別として、人の不幸を書き連ね、挙げ句の果てにはゲイの欲望渦巻くこんなサイトに書き込み、感想下さい(はぁと)みたいなのってどうなん。自己満ですかって思った。
批判も一種の感想なんで失礼します。

引用なし

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<KDDI-CA3I UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.5.214 (GUI) MMP/2.0@07072540090574_vq.ezweb.ne.jp>
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Re(2):今でもそばにいてくれてるよね[24]
 lll  - 13/12/17(火) 7:50 -
というかつまらない。
単純になんか、何が書きたいのかよくわからない

引用なし

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<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/4.0; YTB730; GTB7.5; SLCC2; .NET CLR 2.0.50727; .NET...@223-29-178-50.catv296.ne.jp>
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Re(1):【フィクションのようで】今でもそばに...
 りょう E-MAIL  - 14/2/13(木) 15:45 -
久しぶり
あん時は言い過ぎてごめんな
そうしないと、
お前にも悪い気がして

とにかく謝りたかった
ごめんな

りょうより

引用なし

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C-BOARD Moyuku v0.99b5