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あの日の駅 優人 08/8/18(月) 23:17
あの日の駅2 優人 08/8/18(月) 23:37

あの日の駅
 優人  - 08/8/18(月) 23:17 -
ガガガガー――……
きー……
電車の止まる音がした。
夏。
俺は駅にいた。
俺は優人。高1、実家は武道の道場。
身長177まぁ、割と体格はガッチリした方だ。

高校は通ってねぇ。てか、夏休み前にやめちまった。


暇な毎日が続いて、家では礼儀に正しい親がうるさくて、家出。
今日はある掲示板で、知り合ったヤツと待ち合わせ。
その掲示板ってのも、ゲイ、バイの掲示板だ。

相手は、竜也。
身長157、高1らしい。


あちぃ中、柱にもたれかかって、日差しを避けた。

「あ、あのぉ…ゆ…優人さん?」
そういって声を掛けてきたのは、竜也だった。

「竜也か?ども…。」
ちょっとぶっきらぼうな言い方だったかもしれないが、暑くてできるだけ喋りたくなかった。

「にしし、ども!!」
ちっせぇ体が小刻みにゆれながら、笑う。

これが、竜也との出会いだった。


それから、俺らはカラオケだのゲーセンだの言ったあとに、ホテルへ行った。

もちろん、竜也とひとつになった。
竜也のちっせぇ体は、壊れちまいそうなほど、ビクビク感じていた。


そして、その日から、俺たちは付き合うことになった。

引用なし

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あの日の駅2
 優人  - 08/8/18(月) 23:37 -
き―んこ―んか―んこ―ん


ここは学校。
俺は竜也の勧めで、竜也と同じ高校に編入した。

学校ではいつも一緒、飯も移動教室も、時にはトイレだって…

学校もなれて、冬。
今日は修了式。12/24なのだ。

「ゆ―ぅ〜とぅぉ―」
帰りの時間になると、必ず変なテンションで駆け寄ってくる。
ほんと、ガキんちょだな。

「なんだよ。その変な呼び方は…。」
俺の胸の位置くらいに、竜也の顔がある。
「………なんも!にしし!」
しばらく無言で、いきなり笑う。
竜也のテンションはいつもこうだ。掴みどころがないというか…
まぁ、それが愛おしく可愛いかった。

「お前、今日俺んち寄ってくだろ?」


「んと…うん多分行く!てか、泊まる準備してきた。」
っと変なガッツポーズまで……。

「今日は、ご飯一緒に食べられるんだよね!てか、パーティーやぁ!!」クリスマスイブだからか…クルクル回って踊っている。


「うし、決まったんなら行くぞ。チャリの後ろ、また乗ってくだろう。」
こいつが、俺んちにくるときは、必ずチャリの後ろに乗っていくのだ。


「おじゃましまぁす」
竜也が慣れたように、合い鍵で鍵を開ける。

「はぃはぃ、よっこらしょっと…!」
俺はクリスマスのために買ってきた食い物や、飾り付けをテーブルへ置く。
トトトト……。
竜也が軽い足取りでこちらにくる。

『ん?なんか見つけて持ってきたか?』なんて思っていた。

俺の胸の前にきて、俺を見上げて、背伸びをして………


チュッ……


「ツッ……!!」
いきなりだった。なんも言わずのキス…
「て、てんめぇ…いきなりしたら、ビビるだろうが!!!…///」
ぜってぇ、顔赤くなってんな。

「にしし、クリスマスイブだから」

竜也はそんな、小悪魔みたいな可愛い笑い声をしていた。

引用なし

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