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心に穴が開いた日 愛のK 16/1/5(火) 2:26 |
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愛のK - 16/1/5(火) 2:26 - |
当時自分は17歳。
2月末、突如メールが届いた。
「良かったら絡もう(*^_^*)」
確か以前募集したっけ。でも時間が空きすぎている。さかのぼった投稿にわざわざメールしてきてくれたのか。
普通にやり取りし、画像交換をした時。
なんだか遊び人っぽいイメージを抱いた。
「どうせまた続かないんだろう」そう思った。
だけど、やり取りは続き、LINEも教えてくれた。
そしてその時に告げられたこと。
遠まわしに言われたけど、「私は陸上自衛隊員です。」
頭が真っ白になった。疑いはしなかったけど、運命の人に出逢った気がした、いやきっとそうだ。お隣の県で遠いけど会えない距離ではない。
その日初めて通話した。写真とは違ってとても優しい雰囲気の人だった。そして、初めてなのに3時間近くも話した。その通話の最後に言われたことは、「（名前）、可愛いね。」
...もう恋していた。
それから会いたい旨を何度か告げた。向こうの休みと照らし合わせて会う日をきめようとしたけど、なかなかうまく休みが取れずに時だけが過ぎて行った。
そんな休みが取れない時、その人には起こす行動があった。
【既読無視】
きっと何と返せば良いのかわからないのだろう、自分も楽しみになりすぎているし。でも、何度かそういうことがあって、既読無視をする時は何か都合が悪い時なのだと学習した。
あんなに可愛がってくれたその人。だんだんと異変が生じてくる。
最近既読無視が多いなと感じて心配になって、迷惑だろうなと思いながらもこちらから何度も連絡を寄越した。
そして改まった口調で大事な話があると言われた。
「同じ隊内で好きな人ができたんだ。」
そう言われた。出逢って4ヶ月くらい経った時のことだった。
まだ会っても居ないのに、自分はその人のことを好きになってしまっていた。その日は滝以上に涙を流して泣いた。
それからなかなかやり取りが続かなくなった。ああいうこと言われちゃったけど、せめて1度くらいは会いたい。そういう思いがとても強かった。
そして出逢って半年経った頃。ついにチャンスが訪れる。
その人は休みの日になるとちょくちょくこちらの県に遊びに来るらしい。だけど、いつ聞いても「休みは無い」だとか「時間がとれない」だとかで断られてしまう。そもそも休みの日なんてあの告白以来教えてくれなくなった。
けど、facebookだったか、LINEのタイムラインだったか忘れたけど、こっちの県に来てる投稿を見てしまった。
すぐさま連絡した。「会える日はない？」
突然すぎるけど、3日後に会うことが決まった。前日の夜はビデオ通話もしてくれたり、自慢の筋肉の写真を送ってくれたり、とても幸せだった。
当日。とんでもないことが起こる。
その人が寝坊してしまって連絡がつかない。 当時色々と事情があってまだ携帯を持っていなかったから、iPodを使ってwi-fiのある施設を陣取って何度もLINEした。
90分遅れてやっと会える状態になった。泊まってるウィークリーマンションの住所は知ってたけど、部屋番号を聞きそびれていたから部屋まで起こしにすら行けなかった。なんて時間の無駄だろう...
そうは言っても、初めてで緊張している僕を優しく抱き寄せ、キスし、一緒に布団にもぐり、いちゃいちゃし、幸せな一時を過ごしていた。なのに突然その人のもとに電話がかかる。
「...はい。...はい、分かりました。...はい。」
一緒に来ている隊内の人からだったらしい。食事会をするとか何とかで早めに部屋をチェックアウトしなければならないとのことだった。
まだ2時間も経っていないくらいなのに。もうお別れか。
まだ正午もまわっていなかったけど、僕にとってその日はもう24時間経ってしまった。
家に帰り、その人からLINEが届いていた。
「やっぱり、これ以上好きにはなれない。」
その人に好きな人が出来てから、その人も悩みに悩んで出した結果なのだろう。
そう分かっていても画面上にぽたぽたと涙を垂らしてしまう。
「実は僕、太ってる人が好きなんだ。」
一緒にプリクラの写真が送られてきた。同じ隊内の人なんだろう、確かに太っている。一緒にキスしている写真だった。
その人はデブ専だったのか。
それと同時によみがえってくるその人と通話した時に言われた言葉の数々...
可愛いね
（名前）は僕が守ってあげる
会ったら抱きしめてあげる
...
もうその人は告白したらしい、OKだったのだろうか。
どうしても諦めきれなくて「友達でも良いからつながっていたい」ってお願いした。一応OKはしてくれたけど、僕がやっぱり恋愛感情を捨てきれないせいでとうとう
「ごめん。悪いけど。」
終わった。自分の中ですべてが終わった。
LINEも何もかもブロックはされてないらしい。投稿を見るたびにつらくなるけど、なんだか芸能人の投稿を見ているような気分に変わってしまった。
だけど、もう一度会いたい。もっともっと一緒に居たかった。
僕は振られてしまったけど僕に言った言葉は決して忘れないよ。
「守ってあげる」
どうして自衛隊員ってこんなにかっこいいことするんだろう...
もう一度会いたい。
もし会えたとしても、僕の心に空いた穴は元に戻らないよ...
2月末、突如メールが届いた。
「良かったら絡もう(*^_^*)」
確か以前募集したっけ。でも時間が空きすぎている。さかのぼった投稿にわざわざメールしてきてくれたのか。
普通にやり取りし、画像交換をした時。
なんだか遊び人っぽいイメージを抱いた。
「どうせまた続かないんだろう」そう思った。
だけど、やり取りは続き、LINEも教えてくれた。
そしてその時に告げられたこと。
遠まわしに言われたけど、「私は陸上自衛隊員です。」
頭が真っ白になった。疑いはしなかったけど、運命の人に出逢った気がした、いやきっとそうだ。お隣の県で遠いけど会えない距離ではない。
その日初めて通話した。写真とは違ってとても優しい雰囲気の人だった。そして、初めてなのに3時間近くも話した。その通話の最後に言われたことは、「（名前）、可愛いね。」
...もう恋していた。
それから会いたい旨を何度か告げた。向こうの休みと照らし合わせて会う日をきめようとしたけど、なかなかうまく休みが取れずに時だけが過ぎて行った。
そんな休みが取れない時、その人には起こす行動があった。
【既読無視】
きっと何と返せば良いのかわからないのだろう、自分も楽しみになりすぎているし。でも、何度かそういうことがあって、既読無視をする時は何か都合が悪い時なのだと学習した。
あんなに可愛がってくれたその人。だんだんと異変が生じてくる。
最近既読無視が多いなと感じて心配になって、迷惑だろうなと思いながらもこちらから何度も連絡を寄越した。
そして改まった口調で大事な話があると言われた。
「同じ隊内で好きな人ができたんだ。」
そう言われた。出逢って4ヶ月くらい経った時のことだった。
まだ会っても居ないのに、自分はその人のことを好きになってしまっていた。その日は滝以上に涙を流して泣いた。
それからなかなかやり取りが続かなくなった。ああいうこと言われちゃったけど、せめて1度くらいは会いたい。そういう思いがとても強かった。
そして出逢って半年経った頃。ついにチャンスが訪れる。
その人は休みの日になるとちょくちょくこちらの県に遊びに来るらしい。だけど、いつ聞いても「休みは無い」だとか「時間がとれない」だとかで断られてしまう。そもそも休みの日なんてあの告白以来教えてくれなくなった。
けど、facebookだったか、LINEのタイムラインだったか忘れたけど、こっちの県に来てる投稿を見てしまった。
すぐさま連絡した。「会える日はない？」
突然すぎるけど、3日後に会うことが決まった。前日の夜はビデオ通話もしてくれたり、自慢の筋肉の写真を送ってくれたり、とても幸せだった。
当日。とんでもないことが起こる。
その人が寝坊してしまって連絡がつかない。 当時色々と事情があってまだ携帯を持っていなかったから、iPodを使ってwi-fiのある施設を陣取って何度もLINEした。
90分遅れてやっと会える状態になった。泊まってるウィークリーマンションの住所は知ってたけど、部屋番号を聞きそびれていたから部屋まで起こしにすら行けなかった。なんて時間の無駄だろう...
そうは言っても、初めてで緊張している僕を優しく抱き寄せ、キスし、一緒に布団にもぐり、いちゃいちゃし、幸せな一時を過ごしていた。なのに突然その人のもとに電話がかかる。
「...はい。...はい、分かりました。...はい。」
一緒に来ている隊内の人からだったらしい。食事会をするとか何とかで早めに部屋をチェックアウトしなければならないとのことだった。
まだ2時間も経っていないくらいなのに。もうお別れか。
まだ正午もまわっていなかったけど、僕にとってその日はもう24時間経ってしまった。
家に帰り、その人からLINEが届いていた。
「やっぱり、これ以上好きにはなれない。」
その人に好きな人が出来てから、その人も悩みに悩んで出した結果なのだろう。
そう分かっていても画面上にぽたぽたと涙を垂らしてしまう。
「実は僕、太ってる人が好きなんだ。」
一緒にプリクラの写真が送られてきた。同じ隊内の人なんだろう、確かに太っている。一緒にキスしている写真だった。
その人はデブ専だったのか。
それと同時によみがえってくるその人と通話した時に言われた言葉の数々...
可愛いね
（名前）は僕が守ってあげる
会ったら抱きしめてあげる
...
もうその人は告白したらしい、OKだったのだろうか。
どうしても諦めきれなくて「友達でも良いからつながっていたい」ってお願いした。一応OKはしてくれたけど、僕がやっぱり恋愛感情を捨てきれないせいでとうとう
「ごめん。悪いけど。」
終わった。自分の中ですべてが終わった。
LINEも何もかもブロックはされてないらしい。投稿を見るたびにつらくなるけど、なんだか芸能人の投稿を見ているような気分に変わってしまった。
だけど、もう一度会いたい。もっともっと一緒に居たかった。
僕は振られてしまったけど僕に言った言葉は決して忘れないよ。
「守ってあげる」
どうして自衛隊員ってこんなにかっこいいことするんだろう...
もう一度会いたい。
もし会えたとしても、僕の心に空いた穴は元に戻らないよ...
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