Rai☆さん、いつもコメントありがとうございます。この話で最後になりますが、良かったら感想いただけると嬉しいです。また、これまで読んでいただけた方も、何か思うことがあったらコメントよろしくお願いします。
その日はお互いの大切さを今まで以上に感じた。次の日、朝一で会社に電話。遅刻・欠勤無し&会社に泊まりこむ意気込みは伊達じゃなく、俺の評価は中々高いようで、何事もなく休めた。調子に乗って飲みすぎた和広も、二日酔いになりながらだが、俺の後をついてくる。冷蔵庫に飲み物を取りに行くときもトイレに行く時も。「やり過ぎだ」ってツッコんでもおかまいなし。俺も同じことをやり返す。お互いただのバカである(笑)
その日の夜、今まで逃げてきたことに向き合った。
俺「実際さ、どうすればいいかね?」
和「何が?」
俺「俺ら」
和「あぁ・・・なっ・・・・」
俺「いつか結婚すんのかな?」
和「相手もいないのに?」
俺「いや、お見合いとかさせられたりありそうじゃん?」
和「俺んトコの親が正にそれ」
俺「マジかよっ?」
和「最近は頻繁になってきてる」
俺「そりゃ焦るわ」
和「でも俺は拓とこのままがいい」
俺「俺だって」
和「じゃあそれでいいじゃん」
俺「はっ?」
和「このままでってこと」
俺「いやいや、それが出来なくなりそうだったから悩んでんだろ?」
和「本当は親にちゃんと話さないといけないんだけど」
俺「俺も。それができりゃ苦労しないわ」
和「やっぱ怖いよな」
俺「うん」
和「いつかは・・・・言おうと思う・・・・」
俺「・・・・・・・・」
和「それまで待ってくんないか?俺には、まだその勇気はないけど」
俺「向き合うだけでものすごく勇気がいることだから。」
和「・・・ありがとう」
俺「俺もしっかり考える」
和「・・・・・」
俺「めっちゃ変なこと言うけど、俺らみたいに悩んでいる人もいるはずなんだよね。その中にはしっかり向き合って認めてもらってる人もいるし、そうでない人もいる。俺も、もっと勇気がもてるように頑張るわ」
和「・・・・・」
俺「あれ?・・・・やっぱりへんだったか?」
和「なぁ?」
俺「ん?」
和「・・・一緒に住まないか?」
俺「それは・・・」
和「今までは仕事優先してきたけど、お互いをもっと大切にしなきゃなんないって言ったじゃん?」
俺「まぁ・・・な」
和「だから、仕事も俺らもしっかり両立できるよう頑張るんだよ」
俺「それが二人暮らし?」
和「そう」
俺「・・・・・」
和「二人の職場の中間あたりに二人で。俺は仕送りしなきゃいけないし、給料もそんなによくないから、すぐにとはいかいけど」
俺「そんなん言ったら俺もだって。」
和「だから、二人で目標決めてコツコツ頑張ってみない?」
俺「そう・・・だな・・・そのほうがやる気もでるしな」
和「よしっ決まりっ!」
俺「おう!」
その日を境に、俺も和広も毎日頑張っている。ケンカもするし、連絡できないぐらい忙しい時もある。けど、二人の目標のため、今も前進している。
そして、いつかは。。。と思っている。