恋愛話掲示板


恋愛に関する投稿の場です。
以下は削除されます。
・仲間探し(出会いのコンテンツや「いろいろ募集」へ)
・悩み相談(「悩み相談」へ)
・疑問や質問(「Q&A」へ)
・内輪話(チャットや「雑談」へ)
・否定的なコメント


※ここはゲイサイトです。

  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃一覧表示 ┃投稿順表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
542 / 5387     ←次へ | 前へ→
返信は記事右上のメールマークより匿メールをお使い下さい。
詐欺被害の報告が多発しています。売り専の勧誘、薬物・物品販売などのメールは無視して下さい。
管理人を騙ったメールが送信されていますが、当サイトから警告や通報のメールを送ることはありません。
サポの書き込みはサポ専用掲示板に。18禁、マジメ、写真での募集投稿は削除します。

『通り雨』
 とかげ3号  - 14/1/8(水) 17:55 -
雨がしんしんと
音をたてて降っている

僕はバス停のベンチに座りながら
屋根のある小屋の下で
あいつを待っている


『話がある』


なんて言われて
気持ちいいはずはない

僕は重たい雲の覆う
空を見上げながら
音も流さず
イヤホンを耳に付けた

雨音が遠のき
まぶたを閉じれば自分の世界
雨と土がぶつかり
懐かしい匂いがした

思い返せば1年前
付き合った頃は毎日楽しくて
行ったことのない場所ばかりで
すべてがキラキラ輝いていて

最近はケンカばかりだった
甘えた子供みたいに突っ伏して
聞き分けがなくなって
我慢しなくなって

でもそれは

ケンカだったのかな

甘えてるということは

心を許しているから
ということはないのか

それについて僕は
気づいていたのだろうか

それはきっと
どのカップルにも訪れる
当たり前のコミュニケーション

恋から愛にかわる
大事なシグナル

それについてあいつは
気づいていたのだろうか


雨がやんで
雲間から光が射し込む

気づくと近くで
濡れた土を踏む小さな足音

僕はイヤホンを外し
ベンチを立って
濡れた土草にむかって
ゆっくり口を開いた


「話がある」

引用なし

パスワード


<Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 4.1.1; ja-jp; SC-03E Build/JRO03C) AppleWebKit/534.30 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 M...@s953100.xgsspn.imtp.tachikawa.spmode.ne.jp>
・ツリー全体表示

『通り雨』 とかげ3号 14/1/8(水) 17:55



542 / 5387     ←次へ | 前へ→
  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃一覧表示 ┃投稿順表示 ┃検索 ┃設定 ┃過去ログ ┃ホーム  
 
ページ:  ┃  記事番号:  

C-BOARD Moyuku v0.99b5