個室と言っても1人用だから、壁際のベッドと立つスペースが少しあるだけの狭い部屋だ。
ヨシキと一緒に個室に入り鍵をしめると、自然と体が触れ合う距離になり、そのまま抱き合ってキスをした。
スリムな体に触れながら舌を絡めているだけで興奮して、オレのペニスはムクムクと固くなっていた。
ヨシキがパンツの上から、オレの固いものに触れてきた。
「めっちゃ勃ってますね」
そう言いながら、いたずらっぽい目で何度もさすってくる。
たまらずにパンツを脱ぐと、ぴょんと飛び出したペニスをヨシキがすかさず直に触ってくる。
「ふっ、、」
しなやかな指で根元から鬼頭まですばやく行き来する感触がうずくほど気持ちよくて、オレはたまらず息を漏らした。
立ったまま感触に耐えているのがしんどくなって、オレはベッドに腰掛けて、下半身の衣服を全部脱いだ。ヨシキは前にしゃがんで、オレのペニスを咥えこんだ。
顔はゆっくり上下する程度だけど、口の中でヨシキの舌がペニス全体を舐めまわすように動く。
「う、、ああ、、」
そのあまりの快感で、思わず声が漏れる。
ヨシキのきれいな顔は何かに集中するような表情のまま崩れないけど、オレの反応をとらえているらしく、声を出してしまうたびに舌がさらに激しくなる。
「やべえ、、超うまいじゃん」
そう言うと、ヨシキは咥えたままちょっと笑った。
どこでこんなテクを身につけたのか聞きたいくらいだった。
すると、ここ数日抜いてなかったせいか、すぐに射精の兆候がきざしてきた。
「ちょ、ちょっと待って」
オレはヨシキの顔を離させた。ヨシキが意外そうに見てくる。
「溜まってたから、すぐいっちゃいそうで」
「一休みします? それとももう挿れますか?」
「え、ケツいけるの?」
「少し慣らさなきゃいけないけど、いいっすよ」
狭い個室だし、壁も厚くないだろうから正直フェラぐらいで済ますつもりだったけど、イケメンからそう言われて、拒むことはできなかった。
運良く、旅先で遊ぶつもりで、オレの荷物の中にはローションもゴムもあった。
挿れたいと答えると、ヨシキはすぐ服を脱いで、スリムな全身を露わにした。思い切りがいいのに驚く。
風呂で見てはいたけど、まだ少年のようなスベ肌に無駄なく筋肉がついたエロい体だ。
「少し待っててください」
ローションを渡すと、ヨシキは指にそれを垂らして、ベッドに膝立ちになりながら自分でアナルをほぐしだした。あられもない姿がいやらしく、触られていないも関わらずオレのペニスはギンギンのままだ。
まってるあいだにオレも全裸になる。オレの体に目をやったヨシキのペニスも勃起しかけていた。
「もう大丈夫です」
しばらくしてヨシキが言った。
ベッドは1人が寝たら一杯になる程度の幅しかなく正常位は難しそうだったので、対面座位にするよう促した。
「壁薄いだろうから、あんまり声出さんようにね」
オレの上に跨ってスタンバイしたヨシキの耳元でそっと言う。
「じゃあ、あんまり激しいのもナシですよ。俺に挿れた人みんな激しくするから」
ヨシキが色っぽい囁やき声で言う。オレのペニスがまたピクっと反応した。
つづく