夏休みに入ったばかりのある日、俺は母校へ向かった。水泳部の顧問の清水先生は、会合で出張らしい。水泳部の指導の初日だ。俺はこの日のために、新しい競パンを買った。アリーナnuxだ。この水着の生地は光沢がありなんともいえない淫靡さがある。肌触りも最高だ。俺は178センチの体格にもかかわらずSサイズを購入した。それを自宅で穿き、母校へ向かっている。すでに先走りのシミができている。俺は、この後何が起きるか分かっている。むしろ期待しながら、プールへ急いだ。プールへつくと宮下が競パン姿で現れた。相変わらずエロい身体をしている。「先生、久しぶり。全然来てくれないから、どうしちゃったのかなあって。ずっと会いたかったのに」無邪気に宮下が言う。「ああ。えっと、色々忙しくてな」俺は更衣室での出来事が後ろめたく、声がうわずってしまった。松本が真っ黒に日焼けした身体で近寄ってきた「先生、久しぶりじゃん。今日はヨロシクね。今日はねー、あのときの男子4人しかいないんだ。今から楽しみー」屈託なく言う。あのとき・・・そうあのときのことを期待しているのだ、松本は。今日、プールにいるやつらは、別の意味でやる気十分なのだ。